平成27年9月4日(金)午後1時30分から、
名古屋地方裁判所第2号法廷にて、5回目の審理が行われました。
こちらで数えたところ、50名以上の方が傍聴にいらっしゃいました。
当弁護団(原告側)は、
準備書面11~14、証拠(甲A12~55号証)を提出しました。
準備書面13については青葉弁護士が、準備書面14については小島弁護士が、
それぞれその内容の要旨を口頭で説明しました。
準備書面13は、被告側が今回の規模の津波が生じるという予見可能性を有していたことを述べた書面です。
内容を簡単にまとめると、「深刻な災害が万が一にも起こらないようにするという原子力発電所に要求される安全性のレベルに比して、津波評価技術における地震・津波の想定は不十分であった。」という主張です。
準備書面14は、被告国がシビアアクシデントについての対策を怠ってきたことを述べた書面です。
内容を簡単にまとめると、「原発事故を防ぐために求められるシビアアクシデント対策の基本的な考え方は、事故の発端となる起因事象を、特定の事象に限定することなく、炉心損傷等のシビアアクシデント又はシビアアクシデントに発展する可能性のある事象に対する対策を講ずるものである。しかし、国はシビアアクシデントは起こりえないとの思い込みのもと、必要な規制を行ってこなかった。」という主張です。
被告東電は、準備書面(2)を提出しました。
次回期日について
次回は、
平成27年12月11日 午後1時30分からと決まりました。
ひとりでも多くの皆さんに傍聴していただきたいと思います。
よろしくお願いします!!