本日、名古屋地方裁判所第2号法廷にて、
2回目の審理が行われました。

本日の詳しい内容は、別途各原告に郵送にてお知らせするとともに、
当サイトでも、後日、資料等をアップする予定ですが、
当日の裁判を傍聴した者として、概要をご報告します。

まず、裁判所が、
当弁護団が提訴している訴訟(第一次~第三次)について、
共通の事実に基づく訴訟なので一緒に審理する(併合といいます)ことを
決定しました。
これにより、第二次・第三次訴訟も、第一次訴訟と合わせて
審理されることになりました。
少し分かりにくいですが、今回の期日(審理)は、第一次訴訟の第2回口頭弁論、
第二次と第三次訴訟の第1回口頭弁論ということになりました。

第一次訴訟の関係では、
当弁護団(原告側)から、東京電力の責任に関する準備書面を陳述しました。
これに対して、被告国からは、当方のこれまでの主張に対する反論の書面と証拠が
提出されました。
第二次、第三次訴訟の関係では、
第1回口頭弁論ですので、当方は訴状を陳述し、被告国と東京電力は
答弁書を陳述しました。

その後、岐阜弁護団の山田団長、第二次訴訟原告である愛知県一宮市に避難されたM氏、
第三次訴訟原告である岐阜県下呂市に避難されたO氏による意見陳述が行われました。
M氏、O氏の意見陳述は、避難に至る苦難、避難後の生活の計り知れない苦労を
切々と訴えるものでした。

今回も多くの方が傍聴され、
M氏やO氏の意見陳述にじっと聞き入っていらっしゃいました。

今後は、被告国や被告東京電力からの反論の書面が提出される予定です。
当方としては、それらの書面に対して、再反論の書面を提出することも検討しています。

次回期日について
次回は、平成27年3月13日 午後1時30分からと決まりました。

今回も多くの方に傍聴に来て頂きましたが、第一回の時とは異なり、
残念ながら、傍聴席に空席もありました。
ぜひ、多くの皆さんに出席していただきたいと思います。
よろしくお願いします!!